<昆虫今昔徒然草>


 え〜、このページでは、昆虫に関して、昔の思い出や、最近気がついたことなどを徒然なるままに、書き記そうとおもってます。
 まあ、よくある日記みたいなもんでしょうか?ただし、日記と違うのは、時系列が、ば〜らばらということでしょうか?
 基本的に暇をみて更新するのが、このページなので、一番まとまりのないページになりそうです。なんかこういった文章を書くと、なかなかまとめきれないんだよなぁ。

<昔1:遊び人ぎっちょんちょんの巻>

 まあ、有名な話ですが、なんとか童話にある、「ありとキリギリス」、あの話を読んで、「あぁ、キリギリスって、夏休みの宿題もなく、遊びほうけているんだ〜」と思ったのは、小学校の低学年の頃。キリギリスさんって、うらやましい、と思ったものです。
 図鑑にて、キリギリスの姿を確認。うちにあったのは、絵で書いてあったのですが、当然、図鑑の絵と童話の絵では、形が違い、どこをどうすれば、童話のキリギリスはこんな姿になったのだろうと、疑問に思ったものです。不思議と、ありについては、考えもしなかったのですが(笑)
 で、そのころ、うちの父が、千葉県の館山というところに、別荘を購入しました。東京とちがい、海のそばの山の中。まさに昆虫の宝庫でした。その別荘の前には、(子供にしては)深い、草原があり、当然私は、その中に突撃をかけたものです。
 そこで初めて見かけたのが、図鑑に載っていたのとそっくりのバッタ、キリギリスでした。これって、結構驚きでした。なんといっても、図鑑に載っていたのは絵です。実物ではありませんから、その絵と全く同じ生き物が目の前に現れたのですから、子供にとっては驚きです。
 もちろんすぐさま捕獲。と同時に、キリギリスの鋭い牙にかまれて、泣いたかどうかは忘れましたが、なんて凶暴なやつだと、驚きました。だいたい、童話では、夏中鳴いて、遊んでいるような、遊び人ってイメージじゃないですか。それがいきなり噛むんですから、いやはやびっくり。
 まあ、なんやかんやで虫かごにいれて、家の中においておきました。すると、いよいよ童話でもあった、楽器の演奏が始まります。
 「ちょん。ぎ〜っす。ちょん。ぎぃ〜っす」
 う〜んこれが、自慢の楽器の演奏か〜っとまで、考えたかどうかは、子供のころのことなので、覚えはないですが、やはり都会の子供ですから、目の前で、こういった鳴く虫の鳴いている姿をみるのは、驚きと共に感動でした。なにより、キリギリスってこんなに大きいバッタなのか、と思ったことも覚えています。
 ところで、第1節となるこの徒然草のタイトルに使われている、「ぎっちょんちょん」ですが、実はこれは米蔵の家でだけ使われる、キリギリスの別称です。米蔵の家では、キリギリスのことを
 「ぎっちょんちょん」
 「ちょんぎーす」
 「ぎーす」
この三通りの呼び方をします。思いっきり鳴き声からきています(笑) 非常に安易です。キリギリスって本名は、滅多に使われません。
 本当に、昔は、夏休みの度に、キリギリスを5匹以上つかまえて、東京に持ち帰ったものです。近所中に響くくらいの声で、「ちょん、ぎぃ〜っす」って鳴きまくり、結構離れたところからでも、聞こえるほどでした。今では、なかなかつかまえる機会がないので、なんか寂しいものがあります。
 遊び人ぎっちょんちょんの自慢の楽器の音は、夏の風物詩として、本当に気持ちがいい音楽なのですが。


<昔2:緑色の弾丸の巻>

 今回は昆虫中最速を誇る、トンボの話でも書いてみましょう。
 トンボ、漢字で書くと「蜻蛉」、これであっているかどうかは、FEPに任せるとして、まあ、とりあえずトンボといえば、基本的には水辺でよく飛び回っています。大きさも多種多様で、イトトンボのように小さい物から、オニヤンマのように、大きいものまで、実にバラエティに富んでいます。イトトンボを除くと、こいつらは、総じて実に速く飛ぶことができます。子供にころは、こいつらが飛んでいるところをつかまえるのは、至難の業でした。。
 さて昆虫の昔話となると、やっぱり館山での話になってしまいます。別荘から山の向こう(ってほどじゃないのですが)田圃の方に向かうと、当時はそこが何のためにあるかわからなかったのですが、貯水池らしき池がありました。で、そこでよくザリガニ釣りとかもしたのですが、まあとにかく、トンボが飛び回ってます。
 特にいろいろな種類のトンボがいたわけではないのですが、子供にはそんなことは、わかりゃ〜しません。とにかく、トンボがたくさんいる、ってことだけで十分なのです。記憶をたどれば、とりあえずいたのが、コシアキトンボと、そして今回の主役、緑色の弾丸ギンヤンマです。
 とにかく、このギンヤンマが速いのなんのって、はっきり云って、後ろから、網を振ったんじゃあ、子供が網を振るスピードなんかより、逃げるスピードの方が速いので、いくらやってもつかまえられません。一緒に飛んでいる、コシアキトンボも同様です。正直云って、捕まえたから、コシアキトンボとか、ギンヤンマとか見分けられたわけで、飛んでいる最中は、そのころの米蔵では識別不能でした。
 そう、網を振るスピードより速いトンボを、米蔵は、捕まえました。さ〜て、どうやってでしょう?続きはまた次回に…。

と云って、次回にネタをつなぐのもいいですが、まあ、大した話じゃないので、ここで、話しちゃいましょう。
 当然、後ろからでは、捕まえられません。後、云い忘れていましたが、こいつらは、全然止まってくれません。止まっても、池の真ん中の茎の上とかで、手の出しようがありません。
 まあ、ここで、トンボの特徴が出てくるわけですが、トンボって、同じルートをぐるぐるぐるぐる回り続けています。なわばりなんでしょうか?(コシアキトンボはそうみたいです)
 で、それをじ〜っと観察していて、気がついた訳ですが(正確には私と一緒に虫取りをしていた友人がですが)、ちょうど立った状態で、腰の高さを飛んでいます。また、足場から捕虫網の長さを見ると、ちょうどトンボが飛んでいるルートと、網の場所が重なります。
 もうおわかりですね。そう野球です。トンボを球と見立てて、来た瞬間に、思いっきり振り抜きます。とてもじゃないですが、トンボはよけ切れません。進路変更する間もなく、網の中へ。
 問題は、空振りなら別にいいのですが、ジャストミートしないと、トンボの首が取れてしまうと云うことでしょうか^^; いったい何匹天国に送ったことか…。
 しかし、この野球作戦(笑)においても、なかなか捕まえられなかったトンボ、それが緑色の弾丸ギンヤンマです。
 速い、こいつぁ速すぎるぜ〜、っと熱血したかどうか、忘却の彼方の話で、とにかく、本当に速い。はっきり云って、つかまえるまで、捕ったトンボがギンヤンマかどうかなんて、わかりませんでした。
 ほとんどが振り遅れ。時々、よけられたような記憶もあります。まさに剛速球投手との戦いという感じでした。いつくるかわからない、この緑色の弾丸を待ち続け、網を振り続け、ようやく捕まえたときの喜びはひとしおです。
 まあ、問題は、その当時はトンボがなにを食べるか知らなかったので、1日2日で死んでしまったことでしょうか。でも、トンボは死んでも型くずれしないから、そのまま夏休みの宿題の標本行き(笑)
 しかし、この遊びは楽しかった。虫取り+野球ですから、よくやりました。
 え、打率はどれくらいか、ですか?そ、そりゃ〜、当然3割バッターですよ^^;


<今1:恐るべしミツバチの巻>

 昆虫の話では、なかなか最近のおもしろかった話はなくて、今昔徒然草とかいいながら、今の話題は、果たしてかけるのであろうか、と危惧していたのですが、どうやら一つは見つかりました。
 というわけで、タイトルに書いてある通り、ミツバチたちのお話です。これは、八ヶ岳の別荘(館山の次は八ヶ岳にも買っちゃっていたんですねぇ。お金持ちだなぁ)が舞台です。ええ、そのまま別荘が舞台なんですよ、今回は。
 とはいえ、別にミツバチにおそわれた訳ではなくて・・・う〜ん、でもこの状態もおそわれたと云うのかな?
 実は、その別荘の入り口のところにある屋根、まあ、雨が入り口に入らないように、壁に対して屋根が取り付けてあるのですが、その壁と屋根の隙間に、なんとミツバチが巣を作ってしまったのです。最初は、入り口が一カ所だったのが、そのうち2カ所になり、おそらく、千単位のミツバチがいたと思われます。すごいです。もう、何年も住み着いていて、途中で2回ほど、退去してもらった(女王蜂を持っていってもらった)にも関わらず、今もいます。
 でまあ、住み着いちゃったミツバチですが、見ていると、なかなかおもしろいです。まさに一つの社会を築いています。
 普通の人でも知っていることでは、まあ、働き蜂が花粉を集めて、巣に戻ってくる、というのがあります。私も、それしか知りませんでした。両方の足に黄色い花粉をまるまるとつけて帰ってくる蜂たちを見て、おぉ〜、がんばっているなぁ、と感心しました。が、巣の入り口のそばを見るとびっくり、なんと、10数匹単位で、蜂が壁に固まってへばりついているじゃあありませんか。いったい、なにをやっているんだろう、と疑問に思いました。その疑問は、1匹のうなる羽音と共に解決しました。
 恐怖のスズメバチの登場でした。スズメバチもミツバチを餌にするため、ミツバチの巣に狩りをしに来たのです。
 さすが、スズメバチ、いちいち獲物を探すより、大量に、しかも確実に獲物がいる場所をチェックしているわけだ、と再び感心しました。そして、スズメバチは狩りを始めました・・・とスズメバチが近づいた瞬間、入り口にいたミツバチたちが、壁にへばりついたまま、一斉に、羽を打ち振るわせました。「ぶぅわぁん」と結構な音がします。さすがのスズメバチも、これには驚くのか、すぐに離れます。
 しかし、これだけでは、終わりません。スズメバチもなかなかあきらめがつかないのか、生活がかかっているせいか、まだまだ、隙あれば獲物を捕まえる勢いです。すると今度は、壁にへばりついていたミツバチが、いきなりスズメバチに向かって、特攻を仕掛けます。まさにカミカゼ。米蔵は、戦争について親から聞いたり、本を読んだり、TVで見た程度の知識しかありませんが、でもあれは本当にカミカゼだと思いました。
 ミツバチは、おそらく自分の出せる最高の速度で、スズメバチに体当たりをするのです。「ばちっ!」って音が、はっきりと聞こえます。しかも、1匹が失敗したら、次が。また次が。スズメバチがいなくなるまで、延々と特攻を繰り返します。
 そして、ふと足下をみると、たくさんのミツバチの死骸と、数匹のスズメバチ死骸が・・・
 働き蜂は、花粉を集め、そして巣や、その働き蜂を守る蜂たちが、巣の前に陣取り、まったく蜂というのは、すごいシステムを持っています。
 ところで、上の話だけをみると、結局スズメバチは、獲物を捕っていないように書いちゃってますが、実はちゃんと捕ってます。スズメバチの動きも、まさに瞬間芸です。ホバリングから一転、ぱっ、動いたと思ったら、黒い影を捕まえて、巣かちょっと離れた木に止まったので、見に行くと、ミツバチの肉団子(スズメバチは、巣に帰る前に獲物をかみ切ったりしてこれを作ります)作ってました。流石です。
 基本的には、やはりスズメバチが勝つのでしょうが、尊い犠牲を払って、スズメバチを撃退するミツバチの健気さは、感動ものです。一度みると、結構じ〜んと来ます。
 ちなみに、そのミツバチに巣を作られた屋根、最初の住人は、アカゲラ(キツツキ)でした。おい、アパートじゃね〜ぞ、別荘の屋根は(笑)


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