<米蔵家のコオロギたち>
(1998年)
InternetExplorer3.02以降であれば、コオロギの声が聞こえるはずです。


コオロギ捕獲大作戦

 1998年9月15日、例によって、一番写真を撮りに行っている、善福寺川そばの公園にコオロギを捕獲しに出発しました。米蔵の父もかり出して、風呂掃除用に風呂場においてあった、ネットを持ち出し、目指すは大物、エンマコオロギ、とばかりに意気揚々と作戦地域に到着、まずは、石がたくさんある場所へ。
 この場所では、ツヅレサセコオロギミツカドコオロギエンマコオロギの3種類のコオロギを確認していました。できれば3種類捕獲を目指してみましたが、やはり、石の下に逃げられてしまい、1匹も捕まえられず、作戦中止(T^T)
 しかし、遠くから、エンマコオロギの大合唱が聞こえるではありませんか。急いで向かう2人。考えてみれば、いい年をした男と親父が、なに馬鹿なことをしているんだろう、と云う考えが頭を一瞬よぎりますが、いざ虫取りをはじめると、そんなことなぞ、忘れてしまいます。
 見つけた場所は、公園の管理人が雑草などを抜いて、まとめておいたとおぼしき場所。枯れ草が、山盛りとなり、まさにコオロギの絶好のすみかでした。
 早速すみかを荒らし始める非道い2人^^;
 出てくる出てくるコオロギちゃん。
 あまりにもぴょんぴょん出てくるため、かえって捕まえにくかったです。いきなり右と左に飛ばれると、さすがに迷いますから。
 ともあれ、捕獲開始。最終的には、エンマコオロギ・オス2匹、エンマコオロギ・メス1匹、ツヅレサセコオロギ・オス1匹、ツヅレサセコオロギ・メス2匹、が収穫でした。

エンマコオロギ・メスエンマコオロギ・メス

ツヅレサセコオロギ・オスツヅレサセコオロギ・オス

 

 

 


恥ずかしがり屋さん

 さて、捕まえてきたコオロギを、新しいおうちである、虫かご(本当は、金魚や昆虫を飼う水槽ですが、ここでは虫かごと呼称しておきます)に入れてみました。虫かごには、花壇の土を約3cmと、前にスズムシを飼っていたときに使っていた、すみか用の木材(?)と、ついでに余っていた、クワガタの越冬用の木を入れて準備万端とばかりに中に放すと、ツヅレサセコオロギはすぐに、すみか用木材や、木の下に隠れてしまいました。個体数を確認する前だったので、あまりの素早さに、ちょっとびっくりしてあわてました。
 しばらくして、虫かごを見ると、はっきり云って、エンマコオロギだけしかいないと云っても過言じゃない状態で、一瞬、エンマコオロギツヅレサセコオロギを食べちゃったのではないかと、心配になりました。
 後日あらためて、個体数を確認し、先に記述した通りの数とわかったのですが、それまでは、ツヅレサセコオロギの数は、オスが1匹か2匹、メスが1匹じゃないかと、思っていましたから。
 この確認を行ったとき、おもしろかったのは、木の下に隠れている、ツヅレサセコオロギを見るために、そっと木を動かすと、その木の動きと一緒に、コオロギも移動して、結局ずっと木の下に居続けてしまう、という行動でした。
 また、すみか用木材の下にくっついていた、ツヅレサセコオロギをよく見るため、木材をそ〜っとひっくり返すと、コオロギの方も、そ〜っと、また下になる方へ移動し、むきになって、いろいろと木材のたててみたりいろいろするのですが、かならず、下に潜り込んでしまって、なんて恥ずかしがり屋さんなんだろう、ってちょっとあきれてしまいました。
 まあ、コオロギの習性からすれば、当然なんですけどね。下の写真のツヅレサセコオロギの巣は、写真じゃちょっと、確認できません。ただ、この辺にあるよ、という参考までに。

コオロギたちのすみかコオロギたちのすみか

 

 


なわばり争い?それとも女性争奪戦?

 コオロギ捕獲大作戦から、幾日かすぎた頃、さすがに虫かごにもなれたのか、朝から晩まで、朝まで、24時間コオロギたちの大合唱が聞こえるようになりました。
 特に、朝方と宵の口の両方は、3匹のオスたちの大合唱が聞こえて、非常に楽しい気分にさせてもらえます。なんせ、家の近所では、なぜかコオロギが1匹もおらず、非常に寂しい思いでしたが、最近では、そんな思いをせずに済んで、ほくほくです。だいたい、家から2〜3分のところの庭木や花壇にコオロギがいて、なんで家の周りだけいないんじゃ〜、といつも思っていましたから。
 ところで、このコオロギの声なんですが、ツヅレサセコオロギのオスは1匹しかいないせいか、あまり鳴かず、鳴いても、いつも同じ声で鳴きます。しかし、エンマコオロギに関しては2匹とも、わかっただけで、少なくとも2種類の鳴き方をします。
 どんな鳴き方かというと、まず1つは、相手に対して、威嚇する鳴き方。見ていると鳴きながら、オス同士にらみ合い、頭突きもして、喧嘩しています。
 でもこれは、いつも聞いている鳴き方と同じようにも聞こえます。もしかしたら、いつも威嚇しているのかも(笑)
 そしてもう一つは、メスに対して、アピールする鳴き方。これは、「ころころころりぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と云う鳴き方を、メスの前で、延々と続けています。しかしその結果は、いつもそっぽを向かれているようです(笑)
 2匹いるオスですが、見ているといつも勝つのは決まっていて、体格が少し大きくて、鳴き声も堂々としている方が、ボスのごとく君臨しています。右下の写真だと、右下にいる方が、強い方です。左上のオスは、メスがそばに来たときに、ちゃんとアピールしようとするのですが、鳴き方が下手で、しかもすぐにもう一方が跳んできて、追い払われてしまい、ちょっとかわいそうです。最後には逆転して欲しい(笑)

エンマコオロギ3匹しか見あたらない(笑)3匹のエンマコオロギ

エンマコオロギの鳴き声(220kB)
エンマコオロギ威嚇の鳴き声(154kB)
エンマコオロギ求愛の鳴き声(210kB)

ツヅレサセコオロギの鳴き声(104kB)

鳴き声はファイルサイズを出来るだけ小さくするようにしたので、音質はよくありません。またエンマコオロギの鳴き声は、このページのBGMとして使われているのと、同じものです。


この先どうなる?

 これから先、このままこのコオロギたちを飼い続けるわけですが、この後、2匹のエンマコオロギのオスがどうなるのか、勝者はどっちなのか、とても興味深いです。
 ツヅレサセコオロギの場合は、オスが1匹でメスが2匹という、エンマコオロギとは逆な状態なため、メス同士の熾烈な争いがあるのかないのか、これまた興味津々です。
 とはいえ、ちょっとこのままじゃ、かわいそうなので、えらそうなオス(笑)と、ツヅレサセコオロギのメスを1匹また元の場所に返そうか、検討しています。逆に増やすと、ちょっと狭苦しいですし。
 しかし、米蔵家のコオロギを見る限り、メス1匹に対して、オスを多数入れた方が、よく鳴きそうだという気がします。スズムシコオロギを飼っていて、鳴きが悪いという方、オスを増やすか、メスを減らしてみてはどうでしょう。

鳴いているエンマコオロギ鳴いているエンマコオロギ

コオロギの虫かごコオロギの虫かご


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