長坂町オオムラサキセンター
7月17日、国蝶オオムラサキを撮影すべく、山梨県長坂町にある、オオムラサキセンターを訪ねました。このオオムラサキセンターの周りには、オオムラサキをはじめとした、いろいろのな昆虫たちの保護も兼ねた、オオムラサキ自然公園が広がっています。
都会ではみることの出来ない(少ない)昆虫たちも数多く、訪れた人たちも、子供は虫たちを存分に追いかけ、大人も美しい蝶たちを観察し、また写真に収めようとシャッターチャンスを狙っていました。
この長坂町のオオムラサキセンターを始点(終点)にし、オオムラサキセンターのある、日野春駅から長坂駅までのおよそ10kmにわたって、オオムラサキ自然観察歩道がつながっています。
残念ながら、今回はこの遊歩道は通らなかったのですが、オオムラサキの森や、生態観察園といった、いろいろ訪れてみたいところもあり、また機会があれば、来てみようと思います。
オオムラサキセンター内には、オオムラサキの説明はもちろんのこと、山梨県で見ることが出来る動物の生体についても説明があり、なかなかおもしろいところです。
しかし、やはりメインは、センターの周りに広がる自然公園でしょう。
雄のオオムラサキ

国蝶オオムラサキ
オオムラサキセンターでいただいてきた資料によれば、オオムラサキが国蝶に決定したのは、昭和32年のことで、日本昆虫学会により、世界に誇る日本の格調高い代表的華麗な蝶ということで、決まったようです。
なんだか、いろいろと修飾詞がついていますが、なるほど、その優姿をみれば、その決定もうなずけます。
オオムラサキはタテハチョウ科の蝶で、雄雌で羽の色が異なります。雄は美しい紫色の輝きを持っているのに対して、雌には、この輝きがなく、美しさの点で雄に劣ってしまいます。
分布は日本全国にまたがり、各地で微妙な差があるようです。オオムラサキセンター内の説明に書いてあったところでは、北海道の場合、冬が早くくるため、本来は4令幼虫(3回脱皮した幼虫)で越冬幼虫として冬越しするのに対して、3令幼虫で越冬幼虫として冬越しするそうです。そのため、他の地域に分布するオオムラサキより幼虫の令数が1つ少なくなり、成虫も一回り小さいそうです。
雌のオオムラサキ

オオムラサキ自然公園
オオムラサキ自然公園内では、所々に餌台をもうけて、その場所にスイカをおいてあります。
このスイカにオオムラサキをはじめとした、いろいろな昆虫がよってきて、観察しやすいようになっています。
その他にも、ちょっとした池もあり、トンボもすいすい飛び回っており、また野花のたぐいもたくさんあり、いろいろな蝶の他にも、ハナムグリやコガネムシといったものも、数多く見ることが出来ます。
しかし、オオムラサキのような蝶は大丈夫でしょうが、カブトムシなどの甲虫類が、スイカを食べて大丈夫なのでしょうか?たいていおなかを壊して下痢しちゃうので、飼うときは決してあげてはいけない餌なのに。
しかし、人間にとっては、ただの腐ったスイカなのに、昆虫には、ごちそうなのでしょう。いろいろな光景が観察できます。
オオムラサキのさなぎ

カマキリさ〜んとおしてね〜

昆虫の営み
まず自然公園に入って、最初に出迎えてくれたのは、なんとオオムラサキでした。
急いでカメラを向けると、サービス精神旺盛にも、羽を広げてくれました。しかも美しい羽を持つ、雄でした。
一度気を抜いた瞬間に飛び立たれてしまいましたが、その後もまた戻ってきてくれて、羽を広げてポーズを取ってくれました。
オオムラサキセンターにも、説明が書いてあったのですが、オオムラサキの羽音は力強く、耳元を通り過ぎられたときは、すごくびっくりしました。
交尾しているヨツボシケシキスイ
その後も、タテハチョウや、ジャノメチョウ、シジミチョウ、コガネムシにトンボと次々と飛んできては楽しませてくれました。
ここは俺のなわばりだ〜
餌台のそばだけでなく、すぐそこの野草の葉の上を見ると、カマキリがいたり、花にはコガネムシがびっしりとくっついていたり、本当に、都会ではこんな光景には出会えません。
東京からも近いですし、自然の昆虫の営みにも出会えるし、この夏、予定があいている人は、是非見に行ってはいかがでしょうか?
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